パリーグのクライマックスシリーズはホークスがストレート勝ち。4年ぶりの日本シリーズ出場は素直にうれしい。今年のパリーグはホークスがぶっちぎりで強かったけど、パリーグが全体的におもしろかった。ハムが2位まで上がってきたし、ハムとロッテのクライマックスシリーズではロッテっていいチームだなと思ったし、ドームに試合を観に行ったときの西武ファンもすごく雰囲気よかったし。楽天とオリックスはあまり状況がわからない。オリックスはしんどかっただろうなあとは思うけど。王者でい続けることの難しさ。
まさか自分が野球を好きになるとは思わなかった。いつも思う。スポーツ全般にまったく興味がなく、格闘技もF1みたいなレースも、競馬も競輪も競艇も、パチンコもスロットも、麻雀もまったく興味がない。男性ならどれかひとつくらいは好きになるであろうものにまったく興味を持てなかった。野球なんてその最たるもので、自分の人生に野球をたのしめる日が来るなんて思ってもみなかった。それがいまや、プロスピの新作のためだけにPS5を買いたくなってしまっている。野球のゲームをしたくなるだなんて。そんなことあるんだ。
野球が好きになったきっかけは、クーラーの買い替えだった。ヨドバシでクーラーを買ったら、リストの中からなにか景品がもらえることになって、せっかくだから普段選ばないものを選ぼうと、ドーム観戦チケットをもらったのがそもそもの始まり。ドームで試合を観るという行為が思っていた以上にたのしくて、何度かドームに行くうちに、野球そのものが好きになっていた。
野球がここまで読み合いのあるものだとは、申し訳ないけど思っていなかった。よく乱闘しているイメージだったけど、乱闘も最近は滅多に見ない。3月末から10月頭まで試合があるので、調子を落とすこともあれば怪我をすることだってある。ずっと調子のいい選手なんていない。昨年活躍した選手が今年全然ダメ、なんてこともよくある。そんな中で奇跡みたいにバカスカ打つ選手もごく稀にいるからすごい。選手のひとりひとりにドラマがある。スポーツにそういうドラマがあるということを、知ろうともしなかった。
このあと日本シリーズで、文字通り日本一を決める。「日本シリーズ」という言葉の意味がいまだにわからない。「ペナントレース」はこの前ドームでリーグ優勝セレモニーを見たときにペナントの実物を見たから、「あ、これを巡って戦ってたんだ」という実感が湧いた。なぜ。なぜあのペナントを巡って争うの。あと、「登録抹消」とか「今期絶望」とか、用語がいちいちこわい。なぜ。デッドボールも「死球」だし。そこまで物騒な言葉使わなくていいのでは。あと、日本シリーズの前の試合がクライマックスシリーズっていうのも、大きく出たなって感じがする。クライマックスのあとに来るのが「日本」て。ネーミングに法則なさすぎやろ。